NEW TRAVEL, NEW NORMAL.

“芸術の秋”を彩る
九州の名建築
ミュージアム

芸術や文化、歴史に触れられる美術館や博物館は
感動、発見などが多い魅力的なスポットです。
展覧会や収蔵品はもちろん、建物そのものの美しさや
こだわりも訪れる人を引きつけます。
この秋は、九州に点在する名建築ミュージアムに出掛けて
心豊かなひとときを過ごしませんか。

福岡県九州国立博物館

万葉の森の息遣いに包まれて

 「令和」ゆかりの地である太宰府市に2005年、日本で4番目の国立博物館として開館。アジア諸地域などと日本の文化交流の歴史に関するさまざまな展示が楽しめます。建物は流れるような曲線のフォルムが特徴です。ガラス張りの壁面に森の木々が映りこみ、まさに自然と一体化しているよう。館内の天井は一面に木が用いられ、ぬくもりあふれる空間です。

住所 福岡県太宰府市石坂4-7-2
料金 観覧料(文化交流展):大人700円、大学生350円、高校生以下・18歳未満・満70歳以上は無料
※特別展は別途
時間 9:30〜17:00(入館は〜16:30)
休館日 月曜(祝日、振替休日の場合は翌日)、年末
電話 九州国立博物館
050-5542-8600(ハローダイヤル)
WEB https://www.kyuhaku.jp/

福岡県北九州市立美術館 本館・アネックス

ユニークな“丘の上の双眼鏡”

 建物の正面部から2本の筒が飛び出す双眼鏡のようなユニークな外観、左右対称が徹底されたエントランス。設計はプリツカー賞を受賞した世界的な建築家・磯崎新氏です。ルノワール、ドガなどの印象派や、日本の浮世絵など近・現代美術を中心に数多くの作品がコレクションされています。周辺はオブジェや彫刻が点在する「美術の森公園」で、散策も楽しめます。

住所 福岡県北九州市戸畑区西鞘ヶ谷町21-1
料金 コレクション展:一般300円、高校・大学生200円、小・中学生100円
※企画展は展示により観覧料が異なります
時間 9:30〜17:30(入館は〜17:00)
休館日 月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)、年末年始
電話 北九州市立美術館
093-882-7777
WEB https://kmma.jp/

佐賀県佐賀県立博物館・佐賀県立美術館

ダイナミックな十字形の設計

 佐賀市城内にある佐賀県立博物館は、外観から天井、階段の配置にいたるまで「十字」にこだわった設計。「第一工房」高橋靗一氏と内田祥哉氏、2人の建築家による共同作品です。常設展は佐賀県の歴史、自然、民俗など各分野で収集してきた資料を展示、紹介。通路でつながる隣接の美術館では、佐賀にゆかりのある画家や彫刻家などの作品を鑑賞できます。

住所 佐賀市城内1-15-23
料金 常設展示:無料
※企画展は別途
時間 9:30〜18:00
休館日 月曜(祝日の場合は翌日)、年末
電話 佐賀県立博物館・佐賀県立美術館
0952-24-3947
WEB https://saga-museum.jp/museum/

大分県大分県立美術館(OPAM)

誰もが入りやすく開かれた場

 建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した坂 茂氏が設計。「街に開かれた縁側としての美術館」を目指し、1階は外から中の様子が分かるガラス張り。吹き抜け空間にはミュージアムショップとカフェがあり、誰もが気軽に立ち寄れます。外壁の上部の格子天井は大分の伝統工芸、竹工芸をイメージし、大分県産杉を使用しています。

住所 大分市寿町2-1
料金 コレクション展:一般300円、高校・大学生200円(高校生は土曜無料、入場時に学生証提示)、中学生以下無料
時間 10:00〜19:00(金・土曜は〜20:00。入場は閉館の30分前まで)
休館日 無休
電話 大分県立美術館
097-533-4500
WEB https://www.opam.jp/

熊本県熊本県立美術館 本館

熊本城に調和する厳かな空間

 国指定の特別史跡、熊本城「二の丸広場」の一角に位置する総合美術館。2021年に開館45周年を迎えました。近代建築の巨匠、ル・コルビュジエのもとで学んだ建築家・前川國男氏による設計で、周囲の自然に調和する外観や、格子梁の天井などに精緻な技が光ります。改修工事に伴い本館は22年1月4日(火)まで休館。別棟・細川コレクション展示室は通常通り開室。

住所 熊本市中央区二の丸2
料金 別棟展示室:一般210円、大学生130円、高校生以下無料
※特別展は別途
時間 9:30〜17:15(入館は〜16:45)
休館日 月曜(祝日の場合は翌日)、燻蒸期間(7月上旬頃)、年末年始
電話 熊本県立美術館
096-352-2111
WEB https://www.pref.kumamoto.jp/site/museum/

長崎県長崎県美術館

運河を挟むモダンなデザイン

 長崎水辺の森公園に隣接し、敷地の中央を運河が流れる美術館。西の棟には県民ギャラリーやホールが、東の棟には常設展示室や企画展示室が配されています。建築家・隈研吾氏デザインの水、光、風、緑を感じられるモダンな建物は数々の賞を受賞しています。長崎ゆかりの美術の他、アジア有数の規模を誇るスペイン美術のコレクションがあります。

住所 長崎市出島町2-1
料金 コレクション展:一般420円、大学生310円、小・中学生、高校生210円、70歳以上310円
※長崎県内在住の小・中学生は無料
時間 10:00〜20:00(展示室への入場は〜19:30)
休館日 毎月第2・4月曜(祝日・振替休日の場合は翌日)
電話 長崎県美術館
095-833-2110
WEB http://www.nagasaki-museum.jp/

お得に美術館・博物館巡り 「ミュージアム周遊パス」

利用期間 | 2022年1月31日まで

 福岡県や九州、沖縄、山口各県の美術館・博物館巡りは「ミュージアム周遊パス」がお得です。利用期間中、同パスに掲載している188施設でクーポンを提示すると、入館料の割り引きや記念品プレゼントなどの特典が受けられます。詳しくはホームページをご覧ください。

詳しくはこちら

配布場所:観光案内所、ホテル、福岡県内各市町村役場、美術館・博物館など