
物流支える料金所を安全に運営
接触回避へETC利用を推進
生活に欠かせない物流を支えているのが高速道路です。西日本高速道路(NEXCO西日本)管内の料金所では、感染防止策を徹底しながら日々、利用者と対面しています。安全・安心な車両通行のため、料金所スタッフは緊張感を持ちながらも利用者を丁寧にサポート。接触を回避し感染防止につながるETC(自動料金収受システム)監視業務も担っています。
新型コロナウイルス感染防止策
「マスク着用へのご協力よろしくお願いします」
料金所の主要業務の一つがブースで利用者と接する料金収受です。福岡料金所においてはブースではマスク、ゴム手袋を着用し、帽子のつばにフェースガードを取り付ける工夫をしました。
「1人で運転していてうっかりマスクを着けていなかったり、エンジン音に負けない大声で話したりするお客さまもいるので、飛沫対策が必須です。マスク着用へのご協力よろしくお願いします」とスタッフは話します。
利用者との会話は以前より言葉を短くするようにしているのも工夫の一つ。万が一スタッフが感染した場合に備え、日々の料金収受件数を記録し正確な接触数の把握に役立てます。
事務所の消毒、換気 検温や行動履歴記録も
ETCの監視も料金所の重要な業務です。監視モニター機器などがある事務所内では、出社時の検温が必須。定期的に消毒もしています。
スタッフ席には経費を抑えた手作りの間仕切りを設けました。加湿器、空気清浄機も設置。スタッフには2週間分の行動履歴記録を義務付け、食堂では換気のために窓を開け防寒着で過ごし、複数人での利用を控える対策もしています。




ETCサービスが進化、割引制度も充実
NEXCO西日本管内のETC利用率は、2020年11月時点で91.6%。ETC利用は渋滞の解消、排気軽減につながります。お得な深夜割引、休日割引のほか、事前に登録すれば平日朝夕割引が受けられ、マイレージポイントをためることも可能です。
ETCは進化しています。11年から運用する「ETC2.0」は、ETC2.0対応車載器が高速道路などに設置された通信アンテナと双方向通信し、渋滞、災害時支援、安全運転支援の各情報がカーナビやスマートフォンに提供されるサービスです。提携した道の駅を利用する際は高速道路から一時退出でき、目的地まで高速道路を降りずに利用した場合と同じ料金で利用できます(一定時間内で順方向の場合に限る)。
- ETC時間帯割引
(事前登録不要)
- ETC頻度型割引
(ETCマイレージサービス登録必要)
CHECK
目的のインターチェンジ(IC)を通過したら、次のIC料金所で申し出れば転回し戻ることができます。通行料金は不要。高速道路上でのバック、Uターン走行は禁止です。
※一部の道路、料金所では対応できません
危機感を持ち対策を徹底しています

福岡料金所 所長
お客さまに安心してご利用いただくために感染防止策を徹底し、危機感を忘れないよう周知しています。料金所運営のためには、まずはスタッフが罹患しないことです。心を込めた対応をし「ありがとう」と言ってもらえることが私たちの喜びです。
問い合わせ | 西日本高速道路 九州支社 福岡市博多区博多駅東3-13-15 ☎︎092-260-6111 |
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