西九州新幹線が
いよいよ開業
佐賀県の武雄温泉駅と長崎県の長崎駅をつなぐ西九州新幹線が9月23日(金・祝)に開業します。西九州地区と福岡、中国、関西地区とのアクセスがより便利になり、九州全体の盛り上がりにもつながると期待される新路線。たくさんの思いを乗せて、新車両「かもめ」がいよいよ走り出します。
博多―長崎が最速約1時間20分
西九州新幹線の開業により、博多―長崎間の所要時間は、最速で約1時間20分に。これまでより約30分の短縮になります。武雄温泉駅では、西九州新幹線「かもめ」と博多―武雄温泉間を運行する在来線特急列車を同じホームで乗り換える便利な「対面乗り換え方式」を取り入れています。列車を降りると、すぐ目の前に目的の列車が待っているのでスムーズに乗り換えることができます。


新幹線「かもめ」の車内をチェック
「九州らしいオンリーワンの車両」がコンセプトの新幹線かもめ。外観や内装デザインは九州新幹線「つばめ」や観光列車を多く手がける工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが担当しました。
車体にはJR九州のコーポレートカラーである赤を配色。側面にシンボルマークとJR九州の青柳俊彦会長が毛筆で書いた「かもめ」の文字があしらわれ、目を引きます。車内のインテリアデザインのテーマは和洋折衷。クラシックとモダンを組み合わせた、懐かしさと新しさが共存する空間です。





西九州新幹線 五つの駅

武雄温泉駅
しっくいや赤い木組みなどの素材が落ち着いた雰囲気を演出し、温泉街の雰囲気になじむデザインです。

嬉野温泉駅
焼き物を縦格子に使い、歴史ある嬉野の湯宿の趣を表現。和の装いが、周辺の街並みと調和しています。

新大村駅
新しい街の玄関として、ガラスと落ち着いた色彩の外壁で長崎県大村市の発展や人々の躍動感をイメージ。

諫早駅
「明るい未来を感じるゲート」がデザインテーマ。中央の大きなガラス面が人々のにぎわいを映し出します。

長崎駅
レンガ調タイルで長崎らしさを体現。ホームからは長崎港を一望でき、屋根からは柔らかな光が差し込みます。