平和について考える施設やパワースポットに立ち寄りながら、沖縄本島の南部エリアをぐるりと1周します。那覇市の沖縄県庁をスタートし、海岸線に出たら爽快な海風の中を進みます。絶景ポイントの本島最南端・喜屋武岬はかつて沖縄戦最後の激戦地となった場所。周囲には平和祈念公園やひめゆりの塔があります。沖縄の歴史を学び、平和の大切さをかみしめることができるコース。道中はアップダウンが多めです。
南部1周サイクリングロングコース

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見どころスポット
がんじゅう駅・南城
自転車レンタルがある観光施設。敷地内には小さな橋「幸せの架け橋」があり、橋の上で手を広げると世界遺産の斎場御嶽と“神の島”として知られる久高島の中心ポイントになることから穴場パワースポットとして人気です。

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奥武島
沖縄本島と短い橋で結ばれた、エメラルド色の海に浮かぶ周囲1.7キロの小さな島。美しいビーチの他、沖縄天ぷらが名物。衣も味もしっかりしたモズクやアーサーなどの天ぷらは、サイクリング時のおやつにもぴったりです。

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中部サイクリングロングコース
うるま市にある海中道路は、沖縄本島の与勝半島と平安座島を結ぶ全長5.2キロの道。サイクリングの出発地は四方を海に囲まれ、絶景が広がる海中道路内の「海の駅あやはし館」です。まるで海上を走っているような気分で平安座島を経由し、赤瓦屋根の家並みや石垣が残る浜比嘉島へ。本島の嘉手納町や読谷村、恩納村などを巡り、中部リゾートを東から西へ横断します。景色がさまざま移り変わり、東海岸の魅力を堪能できるコースです。

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見どころスポット
海の駅あやはし館
レストランやうるま市の特産品販売、美ら島海道観光案内所ではレンタサイクルも可能。与勝半島の歴史や民俗資料を集めた「海の文化資料館」も併設し、琉球王国時代から伝わる木造の「マーラン船」や海中道路建設の説明が展示されています。

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勝連城跡(うるま市)
12世紀から13世紀ごろに築城されたと考えられる沖縄で最も古い城。2000年に「琉球王国のグスク、および関連遺産群」として世界遺産に登録されています。小高い山の上にあるので、中城湾や海中道路が望めます。

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宮古島周遊ミニコース
沖縄本島から約300キロの距離にある宮古群島の中心・宮古島。透明度の高い海は“宮古ブルー”と呼ばれ、県内屈指の美しさを誇ります。スタートとゴールは中世ドイツの古城「マルクスブルグ城」を原寸大で再現した博愛記念館などがある「うえのドイツ文化村」です。往路は澄み切った空気の中、きらきらと輝く海沿いを軽快にサイクリング。島を代表する観光スポットを巡りながら、復路は宮古の穏やかな原風景を満喫できる内陸部を駆け抜けます。

誕生した「うえのドイツ文化村」
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見どころスポット
宮古島まもる君
宮古島の道路で見掛けるどこかレトロな雰囲気のある警察官型人形。交通安全のシンボルとして、宮古市に約20基設置されています。人形は兄弟という設定で、コース上に立っています。

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東平安名崎
日本の都市公園百選にも選ばれた、大パノラマが広がる国の史跡名勝天然記念物。全長約2キロにわたって細長く伸びる岬の先端には、平安名埼灯台があります。200種以上の植物が群生し、春先は真っ白なテッポウユリが咲き誇ります。

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問い合わせ |
一般財団法人沖縄観光コンベンションビューロー ☎098-851-9678 スポーツアイランド沖縄 |
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アメリカンな住宅街で
ビンテージ雑貨をゲット
沖縄は戦後、基地の街となりア メリカ文化を吸収、発展させました。 そんな沖縄の一面を見ることができるのが浦添市にある港川ステイツサイドタウン(外人住宅跡地)です。
カラフルでレトロな建物が並ぶ一角は、かつて米軍人向けに整備された住宅群。現在は、雑貨店やコーヒーショップなど42店が営業しています。ビンテージショップ「AMERICAN WAVE」には、アメリカで買い付けたビンテージのアクセサリーや洋服、キッチン雑貨がずらり。宝探し気分を味わえます。


- AMERICAN WAVE
- 浦添市港川2-16-9 ☎098-988-3649
「ぜんざい」で甘~くクールダウン
県民に愛される定番スイーツ
サイクリングで火照った体を冷やすのにおすすめなのが、沖縄ならではの冷たい「ぜんざい」。小豆ではなく金時豆を甘く煮て、ふわふわのかき氷で覆っているのが特長です。食堂の定番メニューとして県内各地で食べられます。
名護市と那覇市に店を構える「ひがし食堂」は20を超すぜんざいメニューがある人気店で、まもなく創業50年。長い夏を乗り切る沖縄県民の憩いの場になっています。

- ひがし食堂
- 名護市大東2-7-1 ☎0980-53-4084
- ひがし食堂Jr.
- 那覇市おもろまち3-2-1 ☎090-6869-7575
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5月に日本復帰50年
戦後、アメリカ軍の統治下にあった沖縄県は、1972年5月15日に日本に復帰しました。27年に及ぶ統治は、沖縄県の産業だけでなく音楽や食などの文化にも影響を与えました。日本復帰50年を迎える2022年5月15日には、東京と沖縄で同時に記念式典が開かれる予定です。